明日4月1日は祖父の命日です。祖父とは別々に暮らしていたのであまり遊んでもらった記憶はありませんが、40年ほど前の3月31日にふらりと遊びに来て泊まった翌朝亡くなっていました。エイプリルフールで親戚に電話しても信じてもらえず父が一生懸命説明していたのを今でも覚えています。実家は仁歩の武道原というところで、谷あいの現在は4戸ほどの小さな部落です。7~8年前に春日社という部落のお宮の屋根の修復をした際に、部落の名前の謂れについて調べて記念碑にしました。「武道原」という名称は昔「武藤原」だったそうです。南北朝時代の藤原氏の流れを汲む落ち武者がこの地に移住し、農民になって身を隠していたのですが、そのときに藤原氏の軍神を祀った春日大社の分社をこの地に建立し、落ち武者とはいえ、都に一大事あればすぐさま駆けつける意志を「武士の藤原」であるという誇りをこめて地名にしたのが、「武藤原」であり、それがいつしか読みがなまって「ぶとうはら」から「ぶどはら」となっていったそうです。
何かをきっかけに、(私の場合は祖父の命日)自分たちのルーツに思いをめぐらすのも良いかもしれませんね・・・
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