「風の盆」の思い出Part3

福島支部の財政をどげんかせんといかんと思ったのは、前述した舞台製作の一件の後、平成10年に支部の会計を受けたときの出来事でした。前会計から5万円弱の繰越金と、20万ほどの請求書(ほぼ飲み屋)が渡され、あとはヨロシクと言われても・・・・数年後には法被や浴衣の製作などで、大変な費用がかかるのに、本会計が飲みすぎで赤字とは町民の皆さんに言い訳できないと深く深く危機感を感じたことが、私の心に改革の灯をともしたのでした。役員交際費の廃止、準備後の飲み会はすべて1000円の会費制、先輩と飲みに行ったら、おだてて余計に会費をだしてもらえ!等々、でも本当に大変だったのは支出面ではなく、収入面でした。町外出演の金額と、出演者への支払いのルールを決めて、残りを支部にいれてもらうことを決めてから、町外出演をとりまくりました。町民広場の出演も、「他の町内がやらないなら福島が全部引き受ける」と大見栄をきったり、看板広告も増やして、安定的な収入増が見込めるようになり、平成10年から12年までで300万ほど繰越金を増やしました。その間で浴衣も70着ほど新規購入したので、たぶん実質の収入増は500万程度だったと思います。