昭和の日 一考

今日は「昭和の日」です。平成19年に「みどりの日」から名称が変わりました。元々は昭和天皇の誕生日であり、平成の御代に移行したときに「みどりの日」になったのですが、二度の国会廃案を経てようやく昭和の時代を偲ぶことができる名称になりました。いつの時代にも激動の時期はあるものですが、最近「兵站」という言葉を政治家の人が良く使うので意味を調べてみたら、戦時下に、後方支援で物資を送ったりする活動を指す言葉だそうです。太平洋戦時下に使われていた言葉が、東日本大震災のあと、使われるようになったのは、今がまさに戦時下にも似た、日本の危機であることをあらわしているのかもしれません。

「昭和の日」を取り戻す活動は、広く政界、経済界の人たちが推し進めた活動ですが、なぜ「みどりの日」で一旦決まってしまったのか?そこには、震災の復旧の対応に向けてちぐはぐしている現政権の現状と共通する本質が隠れているように思えてなりません。日本が今後どのような社会になっていくのか、「平成の日」が3月11日にならないように危惧するのは私だけかもしれません・・・